すっかり秋が深く嬉しい限りです。
この季節になると思い出す出来事があります。
それは今から4年前の10月終わりのことです。
仕事が終わって帰りに道、
ちょうど新宿の小田急デパートの前を歩いていた時です。
短いスカートに膝上まである白いハイソックスを履いている
20代前後の女の子を見てぎょっとしました。
足にすごい怪我をしていたのです。
単に転んだとは思えないほどの怪我です。
ハイソックスがところどころ破けていて、
血が滲んでいるではありませんか。
その女の子は何事のなかったかのように
歩いているのが痛々しくて・・・
大丈夫ですか?
と声をかけたくなるほどでしたが、
そんな勇気もなく素通りしました。
それから電車に乗ってスマホをいじっているときに、
やっと理解した鈍い私。
心がパッと軽くなりました。
その日はハロウィン当日ということに気が付いたのでした。
大丈夫ですか?
なんて声をかけなくてよかったと心から思いました。
私が20歳のころ、
縫い目をわざと外に出した洋服が流行っていた頃、
友達が通りかかったおば様に
裏表ですよ。
っと小さな声で囁かれたことがありました。
ありがとうございます。
と友達は答えていましたが・・・
月日は流れ私もしっかりおばさんになっていたのでした。
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